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歌手が目指す武道館が狭き門である本当の理由

 歌手が目指す武道館が狭き門である本当の理由

 街を歩いていると、どこからともなく聞こえてくるのは、今どきのアップテンポでノリのいい曲。それを聴いていると「洋楽のロック歌手たちの影響かな」と感じることがある。では実際、皆はどんな洋楽の歌手の曲を聴いているのか、「おしトピ by 教えて!goo」で聞いて見たところ、こんな声が寄せられた。
 
 「好きな洋楽のロックバンドとその魅力を教えて」
 
 ■ロックの大御所たちがズラリ
 
 「ボンジョビ…ノリが良い」(青梵天さん)、「ディープパープル…(前略)なによりも曲がカッコいい」(10mokunさん)、とロックのリズム感や楽曲の良さを挙げる回答が見られた。
 
 他方、「エアロスミス…なんといっても、あのスティーブン・タイラーのしわがれた声とあのキャラの濃い顔(以下略)…」(Mithraさん)、とリードボーカルの声質やキャラを評価する人も。
 
 さらに、「ビートルズ…何といっても多くの人に今までとは違う音楽を教えてくれたメンバー(以下略)…」(狸小路3丁目さん)、と45年も前に解散したロックバンドの名前も出た。
 
 時代を超えて、ロックの大御所たちが今も若い人たちに影響を与えているわけだ。
 
 ■ビートルズが武道館を変えた!
 
 さて、そうした好きな歌手の歌を生(なま)で聴きたければ、彼らのライブ会場に足を運ぶことになるが、日本で有名な音楽ライブの施設といえば、昔も今も「日本武道館」だ。だが、名前の通りもともと音楽ライブではなく、武道の大会を行う施設である。それがなぜ「世界のロックの殿堂」とまで言われるようになり、日本や世界の歌手たちがこぞってライブをやるようになったのだろうか。
 
 日本武道館事務局に聞いてみた。
 
 「ビートルズが初めて日本武道館で音楽ライブをやったことからそのようになったのだと思われます」
 
 1966年6月29日、世界的人気のロックグループのビートルズが来日。日本武道館で計5回のライブを行ったのだ。当時は「伝統的武道のためという趣旨に反する」という声もあり、かなり物議を醸したが、ビートルズが実績を残したことで、その後も次々と大物歌手が使用。結果として、一度は使ってみたいあこがれの音楽施設としてのステータスが確立していった。
 
 ■歌手が目指す武道館が狭き門の理由
 
 ちなみに、同事務局の説明によると、収容人数は最大で1万2000名、片側ステージのみの使用では6000~9000名くらいとなり、東京ドームの5万5000名と比べかなり少ない。…