五輪を紹介

五輪を紹介

中谷美紀の流ちょうな英語スピーチに拍手喝采 アジアのアカデミー賞で受賞

中谷美紀の流ちょうな英語スピーチに拍手喝采 アジアのアカデミー賞で受賞

 シックな黒のドレス姿で登壇した中谷は、AFAを運営する各映画祭の代表3名からトロフィーを受け取り、日本語を含めた各国語であいさつした後に英語でスピーチ。「娯楽の多様化により、映画を取り巻く環境は年々厳しくなってきてはおりますが、それでもまだ、映画を通じて伝えられることはあるのだと信じて、今後もお客さまの心に届く作品を作り続けたいと思います。最後に、政治的に緊張関係にある国家間でも、映画という共通言語を持ってお互いに理解を示すことができるようになることを心よりお祈りしつつ、感謝の言葉にかえさせていただきます」と述べた。

 また日本勢では、池脇千鶴が『そこのみにて光輝く』で最優秀助演女優賞を受賞。香港の俳優アンソニー・ウォンからトロフィーを手渡され、「少ない人数と予算で、大事に作った小さな作品がこんな大きな舞台にまで来させてくれて、心から感謝申し上げます。この賞を宝物にします」と喜びを明かしていた。

 そのほか、主演女優賞にノミネートされていた宮沢りえが助演男優賞のプレゼンターを務めるなど、日本からも多くの映画関係者が出席。今年の最優秀作品賞はロウ・イエ監督の『推拿(原題)』(中国:日本未公開)が受賞した。(編集部・井本早紀)

前へ12次へ2ページ中1ページ目を表示