五輪を紹介

五輪を紹介

歴史問題で根強い対日不信感、「許すことは永遠にない」「謝罪の言葉を誰が信じられる」―中韓ネット

 歴史問題で根強い対日不信感、「許すことは永遠にない」「謝罪の言葉を誰が信じられる」―中韓ネット

 2015年3月14日、戦後70年の節目を迎える中、中国の掲示板サイトにこのほど、「天皇が南京でひざまずいて謝罪をすれば日本を許せるか?」とのスレッドが立った。韓国・ヘラルド経済は「日本人が気になっている『誠意ある謝罪』とは何か?」と題する記事を掲載。これらに対しては、中韓両国のネットユーザーから強硬意見が集まり、歴史問題に関する対日不信感の根強さをうかがわせた。
 
 【その他の写真】
 
 日本政府はこれまでも、中国や韓国に公式あるいは非公式に過去の戦争に対する謝罪をしてきているが、中国のスレ主は、「俺は天皇がひざまずくならば日本全体を許してやってもいいと思っている」と主張した。
 
 この主張に対して中国のネットユーザーからは
 「許すことは永遠にない」
 「数千万人の命が奪われたんだぞ。許せるはずなどない」
 「許すことなどあり得ないね。日本文化と民族特性を考えたら、許せるわけがない」
 「日本に対して報復しない限り中国人の心が晴れることはない」
 「受けた傷が深すぎるからな。多くの中国人には復讐心がある」
 「まずはひざまずいてからだ。それから許すか考えよう」
 「安倍首相が日本から南京まで三跪九叩頭の礼をしながら来れば許す」
 「天皇がひざまずけば許すけど、でも戦犯を靖国神社から移すことも必要だ」
 「今では天皇も普通の市民と同じ。安倍首相を先頭に内閣がひざまずいたら1カ月だけ許してあげよう」
 「靖国神社を撤去し、天皇と首相が来てひざまずけば清算できるが、恨みを除くことはできない」
 「日本が中国に寝返れば、中国政府は反日を宣伝しなくなるよ」
 などのコメントが多く寄せられた。
 
 「歴史は愚民を利用するためと問題の本質を隠すために使われるものだと思わないのかい?」
 などは少数意見だ。
 
 一方、ヘラルド経済の記事は「日本は1993年に『河野談話』を発表し、慰安婦問題への旧日本軍の関与を認めて謝罪した。また、95年に発表した『村山談話』にも国策の過ちと侵略戦争の歴史への反省がしっかりと込められている」と指摘。
 
 「しかし、その後、経済危機を経験し保守化した日本は『誠意』を失ってしまった。政権が代わったが、今までの謝罪は受け継がれなかった。つまり、日本は過去に謝罪したが、それは『誠意ある謝罪』ではなかったということになる」と述べ、「安倍晋三首相が今年夏に発表する戦後70年談話に、しっかりと謝罪の表現を入れ、『日本の謝罪は政権や政治的な状況とともに変わるものではない』ということを、世界に示すべきだ」と強調している。…