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中国、汚職容疑で前軍制服組トップを調査=関係筋

中国、汚職容疑で前軍制服組トップを調査=関係筋 

 [北京 3日 ロイター] – 中国当局が軍制服組トップだった郭伯雄・前中央軍事委員会副主席を汚職の容疑で調査していることが、2人の別々の関係筋によって明らかになった。

 郭氏(72)は2012年に副主席を退任している。当局は同じく前中央軍事委員会副主席の徐才厚氏も昨年以来、汚職容疑で取り調べている。

 両氏は、胡錦濤前政権時代にともに軍制服組のトップを務めていた。習近平・現国家主席も2010─12年に両氏とともに副主席を務めていた。

 政府は2日、郭氏の息子で、浙江省軍区副政治委員の郭正鋼氏を調査していると発表していた。1月に少将に昇格したばかりだった。

 軍とつながりがある1人の関係筋は匿名を条件に、「郭伯雄氏自身も難しい状況にあり、調査を受けている」と述べた。同氏の息子についての発表は、この調査についての国民に向けたメッセージだったと指摘した。

 同じく軍と関係がある2人目の関係筋も郭伯雄氏に対する調査を確認した。

 中国国防省はコメント要請に応じていない。

 郭伯雄氏の公式な経歴によると、同氏は1961年に人民解放軍に入隊。その後は序列を駆け上がり、同軍を統括する中央軍事委員会に10年余り在籍した。

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