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石川遼「打てど打てど左。ひたすら左」

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 ティショットに苦戦し、暫定40位タイに後退した石川遼 ザ・ホンダクラシック(2015)(最終日) 写真・村上航

ザ・ホンダクラシック(2月26日~3月1日、米国フロリダ州・PGAナショナルチャンピオンC、7158ヤード、パー70)
 
  米男子ツアーのザ・ホンダクラシックは、現地時間3月1日の日曜日、前日悪天候の影響でサスペンデットとなった第3ラウンドに引き続き、組み替えなしで14時40分から最終ラウンドをスタート。全組ホールアウトできずに日没サスペンデッドとなり、明日の月曜日に持ち越された。
 
  第3ラウンドでティショットに安定感を欠いて72とスコアを二つ落として18位タイに後退した石川遼は、第4ラウンドは10番を終えた時点で中断。1バーディ、4ボギーと3つ落として通算4オーバー、暫定40位タイと順位を落とした。
 
  第3ラウンド終了後、約40分のインターバルをはさんで第4ラウンドをスタートした石川だが、ティショットはさらに乱れた。
 
  アイアンを手にした1番(パー4)のティショットを左ラフに曲げると、パーオンに失敗し、アプローチも寄せられずにボギー発進。2番(パー4)のティショットは150ヤードほど先の左サイドの木に当たりそのまま落下。3オンして10メートルのパーパットをねじ込んで耐えたが、流れは変わらない。
 
  3番(パー5)もティショットを左に曲げて、バーディを取れず。4番(パー4)は1.5メートルを沈めてバーディで取り戻したが、6番(パー4)は再びティショットを左に曲げて池。3打目は果敢に池超えのピンを狙って4メートルにつけたが、パーセーブならず。7番(パー3)のティショットも左ラフでボギー。8番(パー4)は、普段は握らないドライバーで低いティアップで打つが、今度は右の林へ曲げてパーセーブならず。3連続ボギーで一気に後退した。
 
 「打てど打てど左。ひたすら左。分かっているのに直せない自分が情けない。やっと直せたと思ったら文字どおり日が暮れました。明日は残り8ホール、攻めていきたいです」
 
  9番(パー4)、10番(パー4)のティショットはようやく真っすぐ飛んだ。最後の2ホールでつかんだティショットの修正を生かして、残り8ホールで巻き返しを狙う。
 
 文・小高拓
 
 本記事は「ParOn」から提供を受けております。
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