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元ASローマ監督のスパレッティ氏、高額違約金がネック

 

  日本代表次期監督候補はラウドルップ氏が1番手とみられる。他に前ポルトガル代表監督のベント氏(45)、元オリンピアコス監督でスペイン人のミチェル氏(51)が有力候補だ。2人はともにスポーツ報知の取材に「今は何も話すことができない」としている。

  当初、日本協会の技術委員会が作成した「欧州限定で5人程度のリスト」の1番手はドイツ人で、現在レバークーゼン(ドイツ)のスポーツディレクターを務めるフェラー氏(54)やヒッツフェルト氏(66)だったとみられる。しかし、ラウドルップ氏が最上位となった。

  元ASローマ監督のイタリア人、スパレッティ氏(55)は調査段階でかなりハードルが高いことも明らかになった。現在はフリーだが、前所属のゼニト(ロシア)との契約が今夏まで残っており、他のチームに就任する際は高額の違約金が発生。さらにACミランの新監督候補に浮上するなど、逆風が吹いているのも確かだ。このため、霜田技術委員長が渡欧して情報収集した際に新たな候補も加わった。

  新監督の基本路線は欧州で一本化した。しかし、万が一もあり得る。リストの全候補と交渉が不調に終わった場合は、ブラジル人のオリヴェイラ氏(64)=パルメイラス=を中心とした南米路線となる可能性もわずかながら残されている。

SAMURAI BLUE