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【中日】ドラ3・友永、二塁打&適時三塁打!外野手争い名乗り

【中日】ドラ3・友永、二塁打&適時三塁打!外野手争い名乗り 
  • 8回、友永は右中間を破り、三塁へ向かって激走する

      ◆練習試合 中日3―0DeNA(15日・北谷)

      中日のドラフト3位・友永翔太外野手(23)=日本通運=が15日、DeNAとの練習試合で猛アピールした。「9番・右翼」で先発出場し、7回に三上から右翼線二塁打を放つと、8回2死二塁では国吉から右中間を破る適時三塁打。4打数2安打1打点と爆発した。

      紅白戦でバックスクリーン弾を放った東海大相模高時代の親友、巨人・大田の活躍にシンクロするように、即戦力ルーキーも魅せた。「タイプは違うが同じ外野手。負けてられない」と刺激を受けた。

      指揮官のアドバイスで開花した。11、12日のシート打撃は6打数無安打5三振。13日に谷繁捕手兼任監督から「スタンスをオープンにしてみろ」と声をかけられ、宿舎で動画投稿サイトで社会人時代の自らのスイングを見返した。右足を開き気味に構えた14日の練習試合(韓国サムスン戦)で実戦初安打を放ち、プロの土俵で戦う手応えを得た。

      高校時代は友永が1番、大田が3番として活躍したが、高3の秋、大田の巨人入りが決まった時は、うまく祝福できなかった。「『頑張れよ』って言ったくらいで、あまり声をかけられなかった。悔しい思いがあった」と振り返る。しかし「大学、社会人を通して、プロの世界に行きたい気持ちを強く持たせてくれた」と今は感謝している。自身のプロ入りの際にはLINEで祝福のメッセージも届いた。そんな旧友との“対決”は19日の練習試合(セルラー那覇)。久々の再会で成長した姿を見せつける。(田中 昌宏)

      ◆友永 翔太(ともなが・しょうた)1991年4月1日、神奈川・秦野市出身。23歳。本町小時代に秦野コメッツで野球を始め、中学時代は秦野シニアに所属。東海大相模高、国際武道大、日本通運を経て、2014年ドラフト3位で中日入団。新人では1998年入団の福留(現阪神)以来の背番号1。50メートル5秒8。170センチ、74キロ。右投左打。