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オリ・ブランコ、首位打者打法取り戻す!右へ左へ中へ乱れ撃ち!! (1/3ページ) - 野球 - SANSPO.COM(サンスポ)

オリ・ブランコ、首位打者打法取り戻す!右へ左へ中へ乱れ撃ち!! (1/3ページ) - 野球 - SANSPO.COM(サンスポ) 

  狙うは首位打者!? オリックスの新主砲、トニ・ブランコ内野手(34)が10日、宮崎キャンプ第3クール初日にフリー打撃を行い、センターを中心に左右に打ち分ける広角打法を披露した。大砲のイメージが強いドミニカンだが、DeNA時代の2013年には・333で首位打者に輝いた安打製造機でもある。状況次第では単打に徹して勝利を呼び込む。

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  まるでクセ者タイプの2番打者だ。午後から始まったブランコのフリー打撃。開始早々、打球はセンターから右ばかりへ飛んだ。そこまで徹底するか…と思うほどの右狙い。10球を過ぎたあたりで、ようやく打球は中へ左へと集まり出した。

  そして、2番打者には難しい、豪快な一発も。合計58スイングでサク越えは13本だったが、テーマはひしひしと伝わってきた。

  「球場を広く使おうという意識を持って練習している。3割は打ちたいと思っているからね」

  来日初年度、2009年(中日)に39本塁打、110打点で2冠に輝いたが、打率は・275どまり。それ以後も・264、・248、・248だったが、DeNAに移籍した2013年は・333で首位打者に。打点王(136打点)も獲得し、41本塁打もキャリアハイだった。

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  「(DeNA監督の)中畑さんに『球場を広く使ったらどうだ』とアドバイスされたんだ。中日時代は引っ張り専門だったからね。広角に打つことを意識したら、打率だけでなく本塁打も打点も増えた」

  先月29日の入団会見でそう話していたが、キャンプで即実行。昨季は度重なる足の負傷もあったが、・283を残している。今季は「3割、40本塁打、100打点」に目標設定。もし相手投手が一発を警戒して外に投げてくると、コツンと右に流して打率は3割を超えてきそう。3冠王だって夢じゃない。

  この日は朝のウオームアップに姿がなく、あるいは故障発生か…と思わせた。実は森脇監督の助言もあり、室内でバイクをこぎ、ウエートトレに汗を流していた。

  「ドミニカでも、日本に来てからもハードに動いてきたし、トレーニングをやりすぎてけがをしても仕方がないからね。足? 全く問題ない」

  頼もしい主砲は、メーン球場を出ると室内で再びたっぷりと打ち込んだ。 (野原勉)

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