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【日本ハム】有原が衝撃投球!球の回転「大谷以上」

【日本ハム】有原が衝撃投球!球の回転「大谷以上」 

     ブルペンで回転のいいボールを投げ込んだ有原

  •  投球練習を終えた有原(左)と笑顔で話す栗山監督

      日本ハムのドラフト1位・有原航平投手(22)=早大=が8日、「大谷以上」の衝撃投球を披露した。2軍の沖縄・国頭キャンプで、プロ入り後初のブルペン入り。捕手を立たせたまま、直球のみで30球を投げた。早大4年秋から右肘の不安があり、自主トレ期間中の1月からブルペン入りを控えていたが「いい感じで指に(球が)掛かっていた。ひとつステップアップできた」と表情を緩めた。

      投球はすべてセットポジションからだった。「5割くらいの力で。(下半身の)体重移動を確認しながら」(有原)と軽めの投球だったが、球を受けた徳田ブルペン捕手は目を丸くした。

      「球のスピンは大谷より掛かっている。大谷のような球の怖さはないけど、球の回転が違う。並の新人でないし、何年かに一人の逸材です」

      開幕ローテーション入りを諦めていない。今後は捕手を立たせた投球練習を続け、17日からの第4クール終盤にも捕手を座らせたブルペン投球を開始。今キャンプ中、実戦登板の予定はないが、ブルペン、フリー打撃での打撃投手役…と段階を踏んでいく。「徐々に徐々に。大卒の即戦力としてチームの期待に応えたい」と有原は力を込めた。

      1軍から駆けつけた栗山監督は、MAX156キロ右腕の投球を捕手の真後ろで見守った。

      「本当に勝てる投手は、(投球が)本塁ベースを越えてからが勝負。その球の勢いは感じた。高校(広島・広陵高)時代の一番いい時を見ているが、そのイメージは間違っていないと確信を持てた」

      指揮官は開幕直前まで先発枠を空けて待つ方針。黄金ルーキーが、3年ぶりリーグVの欠かせないピースとなり得るか。(小谷 真弥)