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素直になれないマイナスな感情の正体とは?

素直になれないマイナスな感情の正体とは?

 

彼にもっと甘えたいのに、なぜか「もっと○○してよ!」と怒りの感情をぶつけてしまうことはありませんか? あなたのココロの中には、さびしさや悲しみの感情が積もっているかもしれません。

■「怒り」と「悲しみ」は積み重なっていく

人の感情は、「喜怒哀楽」があります。その中でも、「喜び」や「楽しさ」は、一時的に増幅するだけの感情といえます。たいていは思い出になり、ココロのコップに蓄積することはありません。
ですが、「怒り」と「哀しみ」は、その反対。感じるほどにどんどん層になって、まるでミルフィーユのように重なり、蓄積していくのです。
悲しみばかり感じている人は、まるでマイナス感情の着ぐるみを着た状態。その着ぐるみの中にはたくさんの怒りと哀しみが蓄積されます。
もう少しわかりやすく、その正体をお話ししますね。
怒りと悲しみをさらに掘り下げていくと、4つの感情に分けられます。
それは、「悲しみ」、「怒り」、「恐れ」、「嫉妬」の4つのマイナス感情です。
これらがその着ぐるみに溜まっていくのです。
そして、本来のあなたの感情をジャマし、その4つの感情で、自分を表現するようになってしまいます。

■素直になれない気持ちの裏に「悲しみ」がある

人の原点である、「泣くこと=悲しみ」は、一番シンプルな感情のベースです。
悲しみを表す表現を「第1感情」といいます。
赤ちゃんの頃は、誰もがおなかが空いて泣き、オムツが濡れて泣き、さびしくて泣き、モノが欲しくて泣いていたでしょう。
泣く=悲しみを表す言葉を、素直に表現できなくなるのが大人です。泣けない、素直になれない変わりに、「怒る」ことを覚えます。コレを「第2感情」といい、大半の人は、家族や恋人など身近な人に「悲しみ」を「怒り」の感情で伝えてしまうことが多いようです。
そして、怒りは怒りを呼び、パートナーとケンカになり、本当の気持ちが伝えられずにすれ違っていく…。これを繰り返してしまうのです。
人の脳は、自分と他人の区別がつきません。他の人に言ったはずのマイナスな言葉も、実は自分にも蓄積しているのです。

■マイナスの感情が、本来の感情を隠してしまう

感情や言葉は、過去からの経験であり、積み重ねられたその人独自のもの。
その人の歴史、人生は、使っている言葉に表れ、その人のココロの質を物語ります。
注意深く、使っている言葉を聞いていれば、その人の歴史が見え、何を感じて来たのかが手に取るように分かるのです。

例えば、「私は、おおざっぱです」という人。
言葉を変えれば、雑、適当、 大胆、太っ腹 、 タフな神経…などという言葉でも表せますね。
よく使っている言葉は、ある意味その人のクセともいえます。
どんな言葉を使って、自分の感情を表しているかが、その人のココロのコップの中身なのです。その蓄積している、マイナス感情が自分の本当の感情をジャマしています。

本当は、ずっと会えなかった彼に、「さびしかった」「会いたかった」と言いたいのに、とっさに口にしてしまった言葉は、「何で連絡くれなかったのよ!」。
コレじゃあ、上手くいくものもいかなくなるのは当然です。
そう。こう言わせてしまうのは、彼ではなく、実は、自分に蓄積しているマイナス感情だということ。
ココロのコップに溜まっている、着ぐるみに溜まっている、「悲しみ」の感情が原因だったのです。
長続きする恋愛をしたければ、自分に素直になること。
そして、素直な気持ちを相手に伝えることがポイントです。

次回のテーマは、「恋愛は引き寄せるもの」。恋のチャンスは得ようとしてもやってきません。自分が発するものを相手がキャッチして、すべては成り立っています。理想の自分作りをしましょう!

●原田 惟仁(はらだ ゆみ)

日本ビジュアル分析学協会代表
五感を用い、人の本質を見抜く「ビジュアル分析学」を考案。夫婦関係(離婚・浮気など)、子育てに関する悩みの個人相談・ビジュアル分析診断を行い、17年間で15,000件以上のカウンセリング実績を持つ。3度の結婚と離婚、8人の子どもの母であり、その笑顔と包容力で多くの人々を癒やすゴッドシングルマザー

日本ビジュアル分析学協会http://bijyubun.jp