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ネパール大地震の被災地、崩れた塔を前に観光客が笑顔で「自撮り」―米メディア

 ネパール大地震の被災地、崩れた塔を前に観光客が笑顔で「自撮り」―米メディア

 台湾・東森新聞雲は27日、25日に発生したネパール大地震で3000人以上の死者が出たほか、生き埋めになった人の救助作業が行われる一方、被災地ではがれきを前に笑いながら「自撮り」する観光客が多くいるとする米・AP通信の報道を伝えた。
 
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 この80年で最大級の地震が発生したネパールでは、今もなお多くの住民が行方不明となり、世界各地の救助隊員が生還者の捜索を続けている。しかし、多くの観光客が興味本位で破損した観光スポットを訪れ、写真撮影に興じており、ボランティアたちが心を痛めている。
 AP通信によると、首都カトマンズにある1832年完成、9階建てのダラハラ塔が今回の地震によって崩壊。今もどれほどの人が崩れた塔の下敷きになっているか分からない状況のなか、多くの観光客が続々と現場にやって来て「自撮り」をしているという。
 ある21歳の学生ボランティアは、これほどひどい災害にも拘らず関心を持たないばかりか、傷口に塩を塗るような行為をする人々に対して「彼らは自撮りにかまけていないで、(救助のために)力を尽くすべきだ」と語った。
 (編集翻訳 城山俊樹)