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外国人麻薬犯への死刑執行へ=薬物犯罪に厳格姿勢―インドネシア

 外国人麻薬犯への死刑執行へ=薬物犯罪に厳格姿勢―インドネシア

 

  【ジャカルタ時事】インドネシア検察当局は近く、麻薬密輸などに関わった外国人8人の死刑を執行する。死刑囚の出身国は中止を強く求めているが、薬物犯罪に厳格なジョコ・ウィドド政権は執行を強行する構えだ。

  8人はいずれも麻薬の密輸や所持などの罪が確定しており、内訳はオーストラリア人2人、フィリピン人1人、ブラジル人1人、ナイジェリア人4人。このほか、インドネシア人も同時に執行される予定。当初フランス人1人も含まれていたが、司法手続き中であることを理由に対象から外された。

  検察当局は25日、死刑囚や関係者に近く執行することを通知。当局は執行日時を発表していないが、豪メディアは用意された識別用の十字架の日付が29日だったと報道、同日未明に行われる可能性も出ている。

  ジョコ政権下で外国人麻薬犯に死刑が執行されるのは2度目。1月中旬に行われた1回目の執行では、死刑囚の出身国のオランダやブラジルが大使を召還するなど強く反発した。

  今回も検察当局が1月末に死刑執行方針を表明すると各国は中止を強く要請。特に隣国の豪政府は囚人交換や死刑囚の収監費用負担を申し出るなど、死刑回避に向けあらゆる手段を取る姿勢を見せている。国連の潘基文事務総長も25日、「薬物犯は死刑にするほどの重罪と言えない」と再考を促した。

  しかし、昨年10月に発足したジョコ新政権は「1日に国民40〜50人が麻薬で死んでいる」(ジョコ大統領)と海外からの麻薬流入に危機感を示し、就任早々「非常事態」を宣言するなど薬物犯罪に厳しい姿勢で臨んでいる。各国の要請に対しても「外国の圧力には屈しない」(同大統領)と一貫して拒否。国民の圧倒的多数もこうした姿勢を支持している。