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怠けすぎの報いなのか!? ナマケモノはなんと◯◯で死んでしまう!

 怠けすぎの報いなのか!? ナマケモノはなんと◯◯で死んでしまう!

 新入社員の皆さんは入社して1か月が経ち、ようやく社会人としての生活に慣れた頃だろうか。もしかしたら、通勤の満員電車や慣れない仕事に疲れ果て、『ナマケモノみたいにダラーッと暮らすことができたら、どんなに楽だろう……』なんて現実逃避の妄想に耽っているかもしれない。
 
 
 そんな、ノンビリと過ごす代名詞になっているナマケモノだが、なかなかどうして、生きていくのは大変なのだそうだ。
 
 ナマケモノとは「哺乳綱異節上目有毛目ナマケモノ亜目」の総称で、哺乳類の中では珍しい変温動物。漢字だと「樹懶」と書く。生息地は南アメリカ、中央アメリカの熱帯林で、生涯のほとんどを樹にぶら下がって過ごし、食事や睡眠から交尾、出産までも樹にぶら下がったままで行うが、排便と排尿のときだけ地面に降りてくる。
 
 夜行性で1日に20時間ちかく眠るそうで、1日の約8割を寝て過ごすとは、まさに「怠け者」らしい生き方だが、そんなナマケモノに対して自然の摂理は甘くなかった。自業自得なんて言ったら可哀想なくらい、理不尽な理由で死んでいくのだ。
 
 
 ナマケモノは木の葉や苔を食べているのだが、胃は身体に対して非常に大きく、いくつものくびれがあり、脳への刺激の伝達が他の哺乳類より遅いらしい。消化するのも遅くて、1ヶ月もかかってしまうのだが、なんと、胃まで怠けてしまうことがあり、食べ物が消化されない場合、なんと満腹でも餓死する事があるそうだ。
 
 
 また、普段は天敵に見つからないよう木の上でジッとしているのだが、もしジャガー、ピューマなどに襲われてしまうと、もうお手上げだ。普段の移動速度は1時間で約16mとされているが、もし、素早く動くことができたとしても、変温動物なので激しい運動で発熱すると体温をコントロールできず、グロッキー状態になってしまい、一説では死に至ってしまうそうだ。つまり、捕まって食べられても死に、頑張って逃げても死んでしまう。
 
 
 以下の動画はナマケモノがピューマに狙われても怠けている姿だ。後半は残酷なシーンがあるので、心臓が弱い方はご注意ください。
 
 
 https://www.youtube.com/watch?v=VDCH9uYXv2o
 
 動画を見る
 
 
 
 いかがだろう、ナマケモノだって実は生き延びていくのは大変なのだ。お疲れ気味の新入社員は、大型連休だからといって怠惰に過ごさず、しっかりリフレッシュして職場に戻ってきて欲しい。