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米マイランが新たな買収提案、ペリゴ再び拒否

米マイランが新たな買収提案、ペリゴ再び拒否 

 [24日 ロイター] – 米後発医薬品(ジェネリック)メーカー大手のマイランは24日、アイルランドの医薬品メーカー、ペリゴに対し、新たな買収提案を行うと明らかした。ペリゴは再び拒否した。

 マイラン自身、イスラエルの同業、テバ・ファーマシューティカル・インダストリーズから買収提案を受けている。市場では、テバに買収を断念させるため、マイランがペリゴに買収提案したとの見方も出ている。

 ペリゴは21日、マイランが提示した1株当たり205ドルの買収案について、ぺリゴの企業価値を大幅に過小評価しているとして拒否していた。

 新しい提案は、ペリゴ株1株につき、現金60ドルとマイラン株2.2株分で買収する内容だ。

 トムソン・ロイターのデータによると、マイラン株の前日終値(73.69ドル)に基づけば、1株当たりの買収提案額は約222ドルとなる計算。ペリゴの価値を約310億ドルと評価する水準だ。

 一方、ペリゴは3月10日時点のマイラン株(55.31ドル)に基づけば、今回の1株当たり買収提案額は181.67ドルとなるとみる。

 マイラン株は3月10日以降、約3割上昇している。

 ペリゴは「マイランが本日公表した提案額は、前回拒否した提案額を下回っている」と指摘した。

 テバは、電子メールで出した声明で、マイランへの買収提案に引き続き全力を尽くす立場を示した。

 24日の取引で、ペリゴの株価が約3%安、マイランは約3.3%高で推移した。

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