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もうすぐ新年度! 革靴の正しいお手入れ&タブーをチェック

 もうすぐ新年度! 革靴の正しいお手入れ&タブーをチェック

 

 もうすぐやってくる新年度。新社会人が街にあふれ、仕事にも新鮮な気持ちで取り組めるこの季節、足元の手入れを怠っていないだろうか。靴がキレイなら、ビジネスパーソンとして印象アップは間違いなし。

 そこで今回は、正しい靴のメンテナンスとタブーについてリーガルコーポレーションの梛良さんに伺った。

 まず、靴のメンテナンスは何から準備をすれば良いのでしょうか。

「用意していただきたいのは、靴用のブラシとシュークリーム、型崩れを防ぐために使われるシューツリーです」

 どれも靴の専門店で手に入るものなので、革靴と一緒に購入するのが良さそうだ。では次に、具体的な手順を伺った。

「まず、ブラッシングでほこりや汚れを取ってください。次に、シューツリーを靴に装着し、シュークリームを全体にむらなく塗りこみます。そして、もう一度靴の表面をブラッシングして、余分なシュークリームを落とします。最後にクロスで乾拭きして、光沢を出せば基本のお手入れが完了です」

 ちなみに、履いた後の靴をそのままにしておくと、型崩れを起こしたり、不自然なしわをつくる原因になるのだそう。

 続いて、一般的にやりがちで、実は靴にとって良くないことはあるのだろうか。

「お手入れの度にシュークリームを塗り重ねすぎると、革が呼吸できなくなり、ひび割れを起こしてしまうことがあります。シュークリームを塗る前に、シュークリーナー(汚れ落とし)で表面の汚れを落とすことが、革を長持ちさせる秘訣です」

 お手入れについて学んだところで、プロから見てきれいにしておくと良い印象を受けるパーツはあるだろうか。

「つま先が綺麗だと、全体の印象が良く見えます。革の種類にもよりますが、クリームやクリーナーを終えてからシューポリッシュで部分的な艶出しをして、つま先に光沢を出すのも良いと思います」

 最後に、シーズンを終えた女性のブーツの保管方法についても伺った。

「通常のお手入れとともに、長期保管の前には何日間かかけ、汗など湿気を蒸発させると良いでしょう。湿気を含んだまま保管するとカビが生えやすくなるので、靴用の乾燥材を入れておくのもおすすめです」

 保管場所は風通しがよく、湿気の少ない場所が最適だそうだ。日々のお手入れ次第で寿命がぐっとのびる革靴。お気に入りのものこそ、手をかけて大切に履いていきたい。

●取材協力
 株式会社リーガルコーポレーション
 HP:http://www.regal.co.jp/shoes/