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投資ファンドが監視カメラメーカー株保有、キヤノンと摩擦も

投資ファンドが監視カメラメーカー株保有、キヤノンと摩擦も 

 [ストックホルム 26日 ロイター] – 投資ファンドのエリオット・マネジメントは26日、スウェーデンの監視カメラメーカーであるアクシス(AXIS.ST: 株価, 企業情報, レポート)の株式7.5%を保有していると明らかにした。キヤノン(7751.T: 株価, ニュース, レポート)はアクシスの完全子会社化を目指して買収を提案しており、摩擦が生じる恐れもありそうだ。

 スウェーデン金融監督当局に提出された開示資料で明らかになった。3337億円(約28億ドル)に及ぶキヤノンの公開買い付け(TOB)は、アクシス株の90%の応募をTOBの成立条件にしている。

 エリオット・マネジメントにアクシス株保有の意図を尋ねたが、コメントは得られていない。キヤノンもコメントを控えた。

 キヤノンは、2009年に公表したオランダのオセ社の完全子会社化で、約10%の株主だった投資ファンドのオービス社がTOBに反対して応じなかったのを受けて、TOB価格より高値で保有株を買い取ったことがある。

 キヤノンは2月、約50%のプレミアムを乗せたTOB価格(1株当たり340スウェーデンクローネ)でのアクシス完全買収を目指すと発表した。

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