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現職カリモフ氏再選へ=29日ウズベク大統領選―過激派浸透の不安も利用

 現職カリモフ氏再選へ=29日ウズベク大統領選―過激派浸透の不安も利用

 

  【モスクワ時事】中央アジア最大の約3000万人の人口を擁するウズベキスタンで29日、大統領選が行われる。旧ソ連末期から四半世紀も政権の座にあるイスラム・カリモフ大統領(77)の圧勝による再選が確実だ。独裁体制の長期化による人権抑圧などの問題が指摘されるが、独裁が揺らげば隣国アフガニスタンからイスラム過激派の浸透を許しかねないというジレンマを抱える。

  ウズベクはロシアと中国の間に位置し、アフガニスタンと国境を接する地政学上の要衝。米同時テロ後に米軍駐留を認めたり、ロシア中心の集団安全保障条約機構(CSTO)に加盟したりしたが、現在は「軍事同盟を結ばず、外国軍も駐留させない」(カリモフ氏)方針を堅持する。