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リアルロープレか!? 目の前がゲームのように「仮想現実化」するHMD

 リアルロープレか!? 目の前がゲームのように「仮想現実化」するHMD

 リアルロープレか!? 目の前がゲームのように「仮想現実化」するHMD

 VR(仮想現実)ヘッドセットはいくつも登場しているが、今回紹介するのは、ワイヤレスで鞄に収納して持ち歩けるタイプのコンパクトなVRヘッドセット『Impression Pi(パイ)』だ。

 それだけではない。『Impression Pi』には、VRの世界に自分が差し出した手が現れてしまう3Dジェスチャーコントロール機能が搭載されており、よりどっぷりと、VRとAR(拡張現実)が合成された世界に浸れるヘッドセットなのだ。

 ■ 仮想現実で自分の手が使える

 『Impression Pi』が革新的である特徴のひとつは、ワイヤレスであることで自分の動きに制約がなくなったことだ。これに3Dジェスチャーコントロールや位置追跡機能が組み合わさることで、仮想現実と拡張現実が合成された世界を体験することが可能になった。

 ちなみに『Impression Pi』には、スマートフォンをセットして使用するタイプと、スマートフォンなしでも完全に機能するタイプがある。

 さて、話を戻すが、『Impression Pi』の3Dジェスチャーコントロール機能は、ユーザーの手の動きを感知することで仮想現実の世界で自分の手が現れ、ユーザーの実際の手の動きと同じ動きを実現している。

リアルロープレか!? 目の前がゲームのように「仮想現実化」するHMD

 しかも、『Impression Pi』は拡張現実も見せているので、例えば現実の世界にある電話機を、拡張現実のなかに現れた仮想現実の自分の手が取り上げて対応することもできるという。ややこしい話だが。

 ■ 仮想現実と拡張現実の融合

 また『Impression Pi』には位置追跡機能が搭載されているため、仮想現実や拡張現実のなかでユーザーがどんどん移動することが可能だ。

リアルロープレか!? 目の前がゲームのように「仮想現実化」するHMD

 例えばオフィスの廊下が、拡張現実のなかでは未知の洞窟として表現され、そのなかを進んでいる体験をすることができる。しかも、『Impression Pi』のARオーバーレイ機能は、現実の世界をキャプチャして検出し、そのオブジェクトにあわせた仮想現実を作り上げるため、ユーザーは仮想現実の世界で現実の障害物を除けることができるらしい……失敗したらぶつかるのではないかと、ちょっと怖いが。

リアルロープレか!? 目の前がゲームのように「仮想現実化」するHMD

 つまり、現実世界を反映させた仮想現実である拡張現実を体験できるということか? 例えば現実の世界で目の前に事務用机があれば、『Impression Pi』で見ている仮想現実の世界にも、独特なデザインのテーブルが現れるということだろう。これは不思議な体験が期待できる。自分が実際にいる環境の拡張現実と仮想現実が融合した世界に浸ることができるのだ。

 既にクラウドファンディングの『Kickstarter』にて資金調達は目標額を達成しているので、製品化は間違いないだろう。まもなく、不思議な体験が可能になる。

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