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FOMC声明:識者はこうみる

FOMC声明:識者はこうみる 

 [18日 ロイター] – 米連邦準備理事会(FRB)は18日まで開催の連邦公開市場委員会(FOMC)後の声明で、金融政策の正常化に関し「忍耐強く(patient)」いられるとした文言を削除し、早ければ6月の利上げに道を開いた。

 市場関係者のコメントは以下の通り。

 ●9月利上げの公算、年内2回実施の可能性も

 <バイニング・スパークスの首席エコノミスト、クレッグ・ディスミューク氏>

 米連邦公開市場委員会(FOMC)は利上げに対し極めて懐疑的だ。物価、もしくは賃金圧力は見受けられない。声明から「忍耐強く(patient)」は削除されたが、全般的にはハト派的な内容で、利上げ時期を後ずれさせることになる。6月利上げの可能性がなくなったわけではないが、可能性は低く、9月が初回の利上げとしては最も確率が高いと考える。年内に1回、もしくは2回の利上げを実施する可能性がある。

 ●極めて控えめな利上げペース示唆

 <DAデイビッドソンの債券トレーダー、メリーアン・ハーリー氏>

 声明からは想定通り「忍耐強く(patient)」の文言が削除されたが、同時に景気判断が引き下げられたことが注目に値する。これは、金利がより長期間、低水準にとどまり、利上げ開始後は極めて控えめなペースになることを意味している。 続く…

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