新疆で殺傷事件相次ぐ＝全人代期間、治安悪化か―中国

　

　　【北京時事】米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア（ＲＦＡ）は１８日までに、中国新疆ウイグル自治区ヤルカンド県で９日、刃物を持ったウイグル族７人組が、地元治安当局の責任者ら計４人を刺殺したと伝えた。警察当局は７人を射殺した。

　　責任者は、友人との会合に出席し、帰宅する際に襲われ、妻やおじ、同行の警備員も死亡した。

　　ＲＦＡなどによると、１２日にはカシュガル市で、ウイグル族６人が賭博場に入り、客を襲おうとしたが、阻止されたため通行人を切り付けた。重傷者４人を含めて８人が負傷した。容疑者６人のうち４人は駆け付けた警官に射殺され、２人は負傷した。

　　このほか同自治区ホータン地区カラカシュ県でも９日、ウイグル族７人が、身元確認を求めた警官１人を刃物で刺し殺し、警官がウイグル族２人を射殺する事件が発生した。