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中間貯蔵施設に汚染土を初搬入 用地交渉めど立たぬまま

中間貯蔵施設に汚染土を初搬入 用地交渉めど立たぬまま

東京電力福島第一原発事故に伴う中間貯蔵施設の計画で、環境省は13日、福島県内の除染で出た汚染土などを、初めて同県内の建設予定地内に運び込んだ。この日を起点に最長30年にわたる保管が始まったが、めどの立たない用地交渉など、本格稼働にはなお難題が待ち受ける。

【動画】中間貯蔵施設へ搬入開始=井手尾雅彦撮影

 福島県大熊町の仮置き場で汚染土の入った袋を積んだ10トントラックは午後、14・5キロの道のりを40分かけて同町の建設予定地に到着。報道関係者が見守る中、クレーンでひとつずつ袋を下ろした。

 この日は、後に続いたもう1台の運搬分と合わせ計12袋(約12立方メートル)になった。双葉町内での作業も予定していたが、環境省によると、町側からの要請で25日に延期した。