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日経平均は続伸、買い先行後は高値警戒感で伸び悩む

日経平均は続伸、買い先行後は高値警戒感で伸び悩む 

 [東京 2日 ロイター] – 前場の東京株式市場で日経平均は続伸。外為市場で1ドル119円台後半まで円安方向に振れたことで、主力輸出株を中心に買いが先行した。先物にも買いが入り、裁定買いを伴って上げ幅が拡大。朝方には1万8900円台を回復し、取引時間中で2000年4月24日以来、約15年ぶりの高値を付けたが、買い一巡後は高値警戒感から伸び悩む展開となった。一時はマイナスに転じる場面もあった。

 日本株の投資環境はファンダメンタルズ、需給とも良好との見方が多く、先高期待は強いものの、前週末の騰落レシオ(東証1部、25日平均)が140%を超えるなどテクニカル指標の過熱感は強い。日経平均が節目の1万9000円に接近し、高値警戒感も意識された。市場では「月初で利益確定売りは出ているものの、海外勢の買いが継続し堅調を維持している。公的年金の買い余地が大きいとの見方も安心感につながり、売りにくい相場になっている」(中銀証券本店営業部次長の中島肇氏)との声が出ていた。

 個別銘柄では、中電工(1941.T: 株価, ニュース, レポート)が大幅高。同社は27日、2015年3月期の年間配当予想を従来の32円(期末は20円)から62円(同50円)に上方修正した。株主還元の大幅な拡充を好感した買いが入った。半面、大成建設(1801.T: 株価, ニュース, レポート)は続落。27日、最大214億円の海外での公募増資を発表。1株利益の希薄化や需給悪化が懸念された。

 東証1部の騰落数は、値上がり1018銘柄に対し、値下がりが705銘柄、変わらずが136銘柄だった。

  日経平均.N225

 

  前場終値 18847.19 +49.25

  寄り付き 18869.40続く…

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